もう残業しない!定時退勤するために知っておきたいこと

看護師が定時で帰りにくい職場とは

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定時で帰りにくい職場

定時で帰りにくい職場

残業が多い診療科

急性期の病院は定時退勤しにくい傾向にあります。急変対応や看護研究が多く、度々残業が発生するためです。患者の状態変化が激しいので、それに伴う看護記録にも時間がかかります。特に残業が多いのは外科系の診療科です。外科部門はオペを行うため、やらなければならないことがたくさんあります。作業数が多いので、その分残業も増えてしまいます。予定時刻に手術が終了しないケースも少なくないので、定時退勤は難しくなるでしょう。同様の理由で眼科病棟も残業が多いようです。ほとんどの患者が手術を行うため、残業せざるを得ません。
なお、比較的小規模の病院でも救急指定病院で救急患者の受け入れを行っている場合は定時退勤が難しくなります。緊急入院やそれに伴う処置を行うため、退勤時間が後ろにずれ込みます。ただし、救急指定病院でも外来であればそこまで残業は多くないようです。

その他の診療科

循環器系や脳神経系の診療科も残業が多い傾向にあります。患者の状態が不安定で、急変対応を行うことも少なくありません。また、小児科も残業が多い診療科です。子どもは病院に行くことに強いストレスを感じるため、泣いたり暴れたりします。そのため、想定通りに作業が進まないことも多いようです。

古い病院も危険

古い体質の病院にも注意してください。昔からある病院は、「看護師はサービス業でどのような時でも患者優先で行動すべき」といった考えが浸透しているケースも少なくありません。このような体質の病院は、看護師が残業をするのは当然であるといった認識を持っています。そのため、残業を減らすための取り組みが行われていません。最悪の場合、残業代が支払われないこともあるでしょう。また、地方の病院では「先輩より先に後輩が帰ってはいけない」といった不文律があるかもしれません。

クリニックだからといって油断せず

やはり残業が多く定時で帰りにくい職場は病院であることが多いようです。しかし、あらかじめ営業時間が決まっているクリニックでも残業が頻繁に発生するケースがあります。それは、予約制ではないクリニックです。地元で人気のクリニックは毎日多くの患者が訪れるので、診療終了時間を過ぎても診察が終わりません。また、感染症や花粉症が流行する季節も残業が増えます。クリニックは残業が少なく定時で帰りやすいといったイメージを持っている人も少なくないかと思いますので注意してください。一部予約制や完全予約制ではないクリニックの場合、定時で帰れないこともあります。

今の職場にはもうウンザリ?働きやすい環境へ!