定時退勤するために、残業を減らすコツを押さえましょう。看護師は多忙で常に時間に追われています。そのような中でも効率的に業務を進めるために、やることリストを作成しましょう。いわゆる「ToDoリスト」と呼ばれるものです。業務開始前の情報収集時にその日のうちにやるべきことをリスト化してください。優先順位が高い順に並べて、低いものに関しては午後に行います。優先度の高い業務を率先して終わらせていきましょう。やるべきことが明確になり、業務を整理できます。
患者対応のためにナースステーションと病室を行ったりきたりしますが、これは大幅な時間のロスにつながります。そのため、ナースステーションと病室の往復は最小限にしなければなりません。導線を見直して、なるべく1回の往復で済ませられるようにしましょう。検温のために病室を訪れるのであれば、保清や処置、点滴薬剤の準備をしてから行ってください。複数の患者を受け持っている場合は、朝の挨拶の時に一連の流れを説明しておきましょう。
優先順位を決めてスケジュールに沿って動いていても、その通りにならないこともあります。そのような時には遠慮せず周囲に協力を仰いでください。リーダーに相談して業務を割り振ってもらうか、個人で交渉しましょう。依頼をする際には、必ず感謝の言葉を伝えることが大切です。また、依頼をした結果、自分だけが暇になってしまうような事態は避けてください。
重要なのが、日頃から自分の手が空いている時は積極的に周囲に協力する姿勢を持つことです。そのような姿勢を持っていれば、仮に自分が手一杯になった時にも周囲が協力してくれます。良好な人間関係を維持するためにもぜひ取り組んでください。
可能な限りリアルタイムで看護記録を残すようにしましょう。電子カルテを導入しているなら端末を持ち歩いて患者のバイタルチェックをする度に数値を記録してください。「その都度入力していたら業務が間に合わないかもしれない」と不安に思う看護師もいるかと思います。しかし、入力に慣れていれば案外スムーズに終わります。その後の業務に支障が出ることはほとんどありません。あらかじめスケジュールに記録を残す時間を組み込んでおくといいでしょう。例えば、「その場での記録は5分まで」と決めておけば、時間がオーバーしそうな時は中断して次の患者対応に移ることができます。業務時間外に看護記録を残すことになっても、最初から入力するわけではないので残業時間は少なく済みます。
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なぜ看護師は残業が多くなるのか、その理由を知りましょう。看護記録の作成や患者の情報収集、終業時刻直前の指示、緊急対応、引継ぎ、人手不足など、あらゆる理由で定時退勤が難しくなってしまいます。